2015年09月27日
PINコード VS パスワード
Windows8以降のパソコンは、スイッチを入れた後パスワードを入力する画面が出てきたりします。
パスワードを入れる画面に、メールアドレスが表示されていたらそれはマイクロソフトアカウントでログインして使っていることになります。
そのパスワードですが、マイクロソトアカウントを登録した時に 「8文字以上で英数記号混合」で設定しています。
毎回8文字以上を入力するのが面倒な方のために8ケタより少ない字数の「PINコード」という数字のみのものを利用する方法もあります。
今、面倒な方のためにと書きましたが、PINコードの利用はセキュリティ上有利だったりします。
どういうことですか?
そもそも、パソコン起動時のパスワードを入力する目的は、誰かに勝手に使用されないためです。
マイクロソフトアカウントを使用してログインパスワードを入力している所を後ろから誰かに見られてしまうと、他のパソコンからログインされて、登録情報を見られたり勝手にパスワードを変更されたりする可能性があります。
一方、PINコードを使用している場合はどうでしょうか?
PINコードは、それを設定したパソコンのみでしか利用できません。
万が一、PINコードを見られたとしても別のパソコンからログインできないので、マイクロソフトアカウント情報は漏えいすることはありません。
(PINコードを見られてしまい、そのパソコン自体を盗まれた場合は、パスワードのかかっていないパソコンと同じで、パソコンの中に保存してあるデータはすべて盗まれてしまいます。)
ということで、マイクロソフトアカウントを利用するとパソコンの中のデータはもちろんのこと、そのアカウントそのものも漏えいしないように注意しなければいけません。
もし、マイクロソフトアカウントが漏えいしたことに気付いたら、どのパソコンからでも構いませんから、パスワードの変更をすぐに行うことをおすすめします。
一人で複数のパソコンを使用している場合は、同じマイクロソフトアカウントを利用していても、各パソコンごとに別のPINコードを設定することにより、セキュリティが高まります。
「そんなにゴチャゴチャうるさいのなら、マイクロソフトアカウントはいりません。。」
はい・・・・
私もそう思いますが、最近の市販のパソコンは、エクセルやワードの初期設定の際に、マイクロソフトを持っていないとインストールできなくなっています。
どうしてもMSアカウントを利用したくない場合は、一旦、MSアカウントを作成し、ワードエクセルのインストールが終わったら、ローカルアカウントに戻して運用するという方法があります。
Posted by sakura-bon at 07:03│Comments(0)
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