2019年12月27日
令和元年はSSD元年
今年パソコンで大きく変わったこと
量販店で販売されているパソコンたちですが、今年大きなターニングポイントがありました。
パソコンの性能を左右する御三家の部品
CPU
メモリ
ハードディスク
これらの部品の相乗効果で、おおむねパソコン全体の処理速度が決まります。
昔のパソコンは・・・
「メモリ容量が不足しています」
という表示が出てきて、パソコンが動かなくなることが多々ありました。
メモリ容量とは、一度にできる仕事量のことで、わたしは、「まな板の大きさ」とお客様に説明しています。
写真とか動画は容量が大きいため、たくさん開くとまな板の上に乗りきらなくなります。
これがメモリ不足です。
CPUという部品は、まな板の上に乗った情報の処理を行います。
CPUの性能は周波数、○○GHzと表示され、数字が大きいほど性能が高くなります。
わたしはこれを 包丁が材料を刻む速度(ピッチ)とお客様に説明しています。
つまり、まな板の大きさが大きいほど、また、包丁のピッチが速いほど、パソコンの動作が速くなります。
ではハードディスクという部品はどんな役割をするのでしょうか?
ハードディスクは、Windowsというプログラムを含め、自身が作成した書類や撮影した写真を記憶させておく場所です。
例えば年賀状ソフトをクリックするとそれをまな板の上にサッと持ってくる役割も果たします。
この「サッ」と持ってくるというところが大幅に改善されたのが、ハードディスクという部品に代わるSSDという部品なのです。
先ほど年賀状を例に挙げましたが、それ以前に パソコンのスイッチを入れて、Windowsというプログラムをまな板の上に乗せる速度もこのSSDという部品がとても貢献しています。
「んじゃ なんで今までSSD使ってなかったのよ?」
はい・・・
もちろん、SSDはかなり昔からありましたよ。
でも ハードディスクという部品と比べるとSSDはとても値段が高く、量産販売するにもなかなか敷居が高かったのです。
しかし、SSDが少しずつ量産化されてきて、値段が安くなってきたので、ようやく量産品にも投入できるようになってきたのです。
量産品のハードディスクからSSDへの転換が、この令和元年におこりました。
Fujitsuの量販モデルなんかは、ほとんどのラインナップでHDDからSSDに置き換わりました。
これで、ようやく、お客様が期待するパソコンの動作速度と実際の動作速度のギャップが埋まってきたように思えます。
逆に言うと、今までは 「サラのええやつ買ったのに なんか遅いわ」という モデルが大半を占めていました。
CPU、メモリは豪華なのにHDDがショボかったのです。
さて、Windows7からの買い替えで、新しいパソコンを検討されている方。。。
せっかくなので ぜひSSDの搭載されたパソコンを選んでくださいね。
在庫処分のHDD旧モデルのお安さも魅力ですが、買ってよかったと思えるのはSSDの方だと思います
弊社では、パソコンの購入相談、購入後の設置設定も承っております。
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