2013年04月11日
ネットバリアベーシック
弊社ではソニーのロケフリ以外にも、テレビの遠隔視聴をおこなう機器をいくつかお預かりしています。
先日、スリングボックスをご利用のお客様からお問い合わせをいただきました。
「最近、iPadを購入しましたがスリングにアクセスしようとしてもエラーになってテレビが見れません」
PCからは今まで通り視聴OKとのこと。。
お客様からのご指摘もあり、3G回線からアクセスする場合は、ポートの指定(開放)の設定が必要とのことで早速ルーターの設定を見直しました。
NTT西日本のCTUというルーターの場合・・・
・SlingBoxのIPアドレスとMACアドレスを登録(DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し) )
・ポート開放(静的アドレス変換設定(ポート指定) )
を行わなければなりません。
しかし、それでもなお、iPad(3G回線)からの視聴はNGとのこと。
そこでひらめいた原因が。。。
やっと犯人が見つかりました。
弊社プロバイダーは「ぷらら」です。
ぷららには、プロバイダー独自のファイヤーウォールサービスで「ネットバリアベーシック」というものがあります。
このネットバリアベーシックの設定が、スリングボックスの3G通信をブロックしていたようです。
これは、ネットバリアベーシックの設定画面です。
Slingboxを利用する場合、パケットフィルタのレベルを「レベル0(OFF)」にしなければならないようです。
ちなみに、以前 ぷららのお客様で、ラジコが使えないというお客様がありまして、それもこのぷららのネットバリアベーシックの設定が邪魔をしておりました。
http://radiko.jp/
ラジコを使用する場合は、パケットフィルタレベルを「レベル1」にする必要があります。
このぷららの設定画面に「ブロックモニタ確認」というコーナーがあり、それを見るとどのような通信がどれくらいブロックされたのかが だいたいわかります。
おさらいですが、ロケフリやSlingboxを使用する場合、基本的にはポート開放や設定をする必要がありません。
最近は、ルーター自身が、UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)という機能を持っていて、その機能が自動的にロケフリに接続してくれるようになります。
どうしてもうまくいかない場合、試しに細かい設定をやってみるという感じでトライするのがポート開放です。
Posted by sakura-bon at 07:23│Comments(0)
│イーフロンティア Slingbox 350